ブログ国際化事業部からのお知らせ

【レポート】「SenTIA外国人防災リーダー育成研修」第1回を開催しました



7月11日(土)「SenTIA外国人防災リーダー育成研修」の第1回を、仙台多文化共生センターで開催しました。
「外国人防災リーダー育成研修」参加者募集

外国人の防災リーダーを育成するこの事業は、SenTIAでは初めての試みです。参加者は研修で防災活動について学び、同じように地域に暮らす外国人住民たちのサポートや、地域防災に貢献する役割を期待されています。第1回の研修には17名のリーダーを含む28名が参加しました。

研修の講師には、岡山県総社市職員で自身も外国人防災リーダーとして活動するブラジル出身の譚 俊偉さん、仙台市危機管理室 減災推進課の早坂さんのお2人を招き、他県の先行事例や仙台市の防災の取り組みについて学びました。

譚さんからは、20年以上になる日本での人生経験や、2018年7月の西日本豪雨での活動などを話していただきました。同じ外国出身者からの話を参加者は熱心に聞いていました。

講義後は、昨年2019年の台風19号で被害のあった旧笊川周辺や、東日本大震災で津波被害のあった沿岸部を視察。初めて訪れた参加者も多く、実際の被災現場を見る事で多くのことを感じたようです。

SenTIAでは、災害時の外国人支援のための様々な取り組みをしています。詳しくは、SenTIA多文化防災のホームページをご覧ください。

(多文化防災)
http://int.sentia-sendai.jp/j/life/bousai.html



総社市外国人防災リーダー 譚 俊偉さんによる講義



仙台市危機管理室 減災推進課の「自主防災活動」についての講義



2019年台風19号で被害のあった太白区旧笊川周辺の視察



旧笊川と名取川をつなぐ水門(「笊川樋門」)の視察



沿岸部に移動し、津波避難施設(写真は井戸津波避難タワー)を視察



東日本大震災で津波被害を受け、現在は震災遺構になっている荒浜小学校を視察



第1回研修に参加したリーダーは17名。11の国・地域出身の外国出身者。