【レポート】「SenTIA外国人防災リーダー育成研修」第2回を開催しました
8月8日(土)「SenTIA外国人防災リーダー育成研修」の第2回を、仙台市立東六番丁小学校と東六コミュニティーセンターで開催しました。
前半は仙台市の指定避難所の1つ、仙台市立東六番丁小学校を見学しました。町内会の役員や教頭先生から、避難所になった時の様子や運営方法について話を聞き、避難所にある備品や備蓄品などを見学しました。普段入ることがない場所なので、「収容人数は?」「他地域の外国人も避難できるのか?」など、参加者からはたくさんの質問があがりました。
後半は、東六コミュニティーセンターでワークショップを行いました。避難所で起こる問題を模擬体験し、様々な立場・視点から解決に向けた話し合いを行いました。この話し合いには、地元の町内会役員も参加し、日本人と外国人双方の視点に立った意見が多く出されました。
研修の参加者からは、「地域の方と交流したい」「自分からも積極的に情報を発信していきたい」などの声があがり、外国人防災リーダー育成として自分たちにできることから始めようとする意気込みを感じました。
SenTIAでは、7月と8月の研修に参加した22名、15の国・地域出身の外国人のみなさんを「せんだい外国人防災リーダー」として認定しました。
今後は、地域住民と協力しながら防災に取り組み、外国人と日本人を繋ぐ架け橋のような存在になることを期待しています。
SenTIAでは、災害時の外国人支援のための様々な取り組みをしています。詳しくは、SenTIAのホームページをご覧ください。
多文化防災
http://int.sentia-sendai.jp/j/life/bousai.html
仙台市の指定避難所を見学。仙台市立東六番丁小学校の体育館に集合し、避難所運営について町内会役員の話しを聞きました。
避難所の防災用品・備蓄品の見学。何がどれくらいあるかを自分たちの目で確認し、自助の重要性も再認識した。
ワークショップの実践。避難所で起こる問題についてグループワークを行い、解決に向けた意見交換を行いました。
東日本大震災の際に避難所で実際に起こった問題をモチーフとして、外国人住民や地域住民、行政などと協働して作成したワークショップ。
ワークショップ後の意見発表。各グループの意見について全体で共有しました。
町内会役員のみなさんと。地域との関わりを深め、地域防災に貢献するとともに、外国人と日本人の架け橋となることが期待されています。