ブログ国際化事業部からのお知らせ

【報告】藤崎デパート&東北大学の防災ワークショップ2に参加しました

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こんにちは。国際化事業部 防災担当のOです。
2024年12月20日(金)に、藤崎と東北大が開催した、防災ワークショップ(2回目)に参加したので、当日の様子をレポートします!

このワークショップについては、何度かお伝えしてきましたね。
11/6の藤崎防災訓練をふり返りながら、災害時が起こった時の、お店の外国人対応について考えるものです。今回は、ワークショップの2回目で、全体の総まとめとなります。

11/6訓練と、11/29のワークショップの様子はこちら。
(SenTIAブログ)【報告】藤崎デパートの防災訓練に参加しました
(SenTIAブログ)【報告】藤崎デパート&東北大学の防災ワークショップ1に参加しました

色々な視点から意見が欲しかったので、今回は訓練に参加した人以外にも、助っ人を呼びました。ということで、状況を共有するため、まずはみんなで、11/6訓練当日のおさらいから始めました。

この訓練の様子から「やはり外国語の案内が必要だよね」という結論に至ったのが、前回のワークショップ1でした。
それを受けて今回は、なんと藤崎の方が「英語アナウンス(仮)」を準備して来てくださいました!みんなで、この案について話し合います。

面白かったのが、同じ英語を話していても、出身の地域によって、通じるものと通じないものがあることです。
“Duck”という単語には、「アヒル(鳥)」の他に、「姿勢を低くして!屈んで!」という意味がありますが(ボクシングにも「ダッキング」という動作がありますね)、実はこれ、アメリカ以外では、あまり使わない言い回しみたいです(いきなり「アヒル!」と叫んだように聞こえるそうです。「???」となってしまいますね)。

それ以外にも、それぞれの視点から、面白いアイデアや、真剣な意見がたくさん寄せられました!せっかくなので、動画で雰囲気をお届けしましょう。

参加者全員が、問題を、自分や外国人全体に関わることとして捉えていて、とてもよい議論でしたね。
ちなみに、SenTIAスタッフも、ファシリテーター役兼通訳として、しっかり参加しましたよ。

最後に、東北大学 災害科学国際研究所のアナワット先生に、11月の訓練から今日のイベントまでをふり返って、講評をいただきました。

先生がおっしゃっていたように、今回のような形で、デパートと外国人が関わる試みは、全国でも極めて珍しいと思います。
今回の成果は、まずは来年6月の藤崎デパート防災訓練に活かされるそうです。協力してくれた皆さん、また参加してくださいね!

11月から2カ月間、本当にお疲れさまでした!

ちなみに…
参加者にはお土産として、防災食品セットが進呈されました(チョイスが流石です)。同じものを藤崎地下2階で販売しているそうなので、おいしい防災食を探している方はぜひ…

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