【報告】令和6年度 仙台駅周辺帰宅困難者対応訓練に協力しました
2024年10月29日(火)、JR仙台駅で実施された「仙台駅周辺帰宅困難者対応訓練」に、外国人住民とともに参加しました。
この訓練は、2011年の東日本大震災の時、仙台駅で一時約1万1,000人が帰宅できなくったことを教訓に、仙台市などが2014年から行っているものです。SenTIAは、この訓練における外国人対応の運営について協力しています。
主催は、仙台駅周辺帰宅困難者対策連絡協議会(事務局:仙台市危機管理局減災推進課)。当日は、仙台駅周辺事業者、学生ボランティア、市関係機関など約200人が参加しました。SenTIAからは、せんだい外国人防災リーダーなどの外国人住民が参加し、帰宅困難となった留学生や外国人観光客役を務めました。
当日の午前9時30分に震度6強の地震が発生した想定で、訓練がスタート。
公共交通機関が停止し、仙台駅周辺には多くの帰宅困難者が発生します。日本語が不自由で、状況がわからない外国人も含まれています。
帰宅困難者は駅周辺の「一時滞在場所」に移動し、受付を行います。外国人に対しては、多言語指差しツールや翻訳機等を使って注意事項などを伝えます。
「一時滞在場所」は駅周辺の民間・公共施設を活用したスペースで、帰宅困難者を数日間受け入れます。交通機関等の運行情報提供や食料等の配布が行われ、帰宅困難の解消まで寝泊まりが可能です。帰宅困難者の中から通訳協力者を募り、コミュニケーションをサポートしてもらいます。
仙台市の帰宅困難者対策については、下記のページをご覧ください。
(仙台市ウェブサイト)帰宅困難者対策
SenTIAでは、外国人住民への防災啓発や、関係機関と連携して災害時の外国人支援体制の整備に取り組んでいます。
「多文化防災」の取り組みについては、下記のページをご覧ください。
(SenTIAウェブサイト)多文化防災 災害に備える