ブログ国際化事業部からのお知らせ

【報告】多文化防災ワークショップ「防災探宝(Disaster Risk Reduction Treasure Hunt)」を開催しました!

2026年6月6日(土)、仙台市で暮らす外国人の皆さんを対象に、多文化防災ワークショップ「防災探宝(Disaster Risk Reduction Treasure Hunt)」を開催しました。本イベントは、公益財団法人仙台観光国際協会(SenTIA)、東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)、上廣防災学寄附研究部門、東北大学ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン推進センターの共催で実施しました。

当日は、「せんだい外国人防災リーダー」や「災害時言語ボランティア」、「せんだい留学生交流委員」を含む17か国49名が参加しました。仙台での生活を始めたばかりの方や、母国で災害を経験したことが少ない方など、防災に関する知識や経験はさまざまでしたが、多様な背景を持つ参加者同士が交流しながら、防災について学ぶ機会となりました。

災害への理解を深め、備えについて考える

ワークショップ前半では、仙台市周辺で起こりやすい災害や、災害時に役立つ情報について学びました。

 

今回は音声認識・多言語翻訳アプリ「UDトーク」を活用し、参加者は翻訳機能を使いながらコミュニケーションを体験しました。このアプリが災害時の情報共有だけでなく、日常生活や聴覚に障がいのある方とのコミュニケーションにも役立つことを実感し、多様な人々が互いに理解し合うための有効な手段であることを学びました。

 

地域を歩いて学ぶ

後半は、仙台市青葉区片平地区を歩きながら、防災や地域の歴史について学ぶ体験型プログラム「防災探宝」を実施しました。

参加者はグループごとに、仙台の歴史や文化、災害の歴史に関するクイズを解きながら、避難所となる小学校や集会所、がんばる避難施設、災害救援自動販売機などを実際に訪問しました。各地点ではグループリーダーが施設の役割や災害時の行動について説明し、地域にある防災資源への理解を深めました。

 

また、片平市民センターでは備蓄庫を見学し、災害用備蓄品の紹介や手動発電機の操作を体験しました。参加者は実際に発電機を動かしながら、災害時に必要な備えをより身近なものとして学ぶことができました。

 

まち歩き終了後には、防災グッズの使い方について紹介し、参加者はさまざまな防災用品を手に取って確認しました。

 

多文化共生と共助につながる防災

今回のワークショップでは、多様な文化的背景を持つ人々が地域を歩き、体験を通して防災について学ぶことで、災害への備えだけでなく、互いを理解し支え合う多文化共生と共助の大切さを共有することができました。

災害時には、地域に暮らすすべての人が支え合うことが重要です。今後も、誰もが安心して暮らせる地域づくりを目指し、多文化防災の取り組みを継続していきます。