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咳せき・ヒューヒューゼイゼイ（喘鳴ぜんめい）している

鼻はなから肺はいまでを気道きどうといいます。咳せきは気道きどうにたまった痰たん・唾液だえき・異物いぶつを出だそうとするために起おこります。息苦いきぐるしさのない咳せきは急いそいで受診じゅしんする必要ひつようはありません。呼吸こきゅうに伴ともなってヒューヒュー・ゼイゼイという音おとが聞きこえることを喘鳴ぜんめいといいます。これは、気道きどうに何なんらかの炎症えんしょうが起おきているときに聞きこえます。

次つぎのような軽かるい症状しょうじょうであれば、夜間やかんや休日きゅうじつの場合ばあいであっても、基本きほん的てきに翌日よくじつの日中にっちゅうかかりつけ医いで受診じゅしんしましょう。

機嫌きげんは良よく、いつものように遊あそべる。
咳せきや喘鳴ぜんめいが時々ときどきで軽かるく、呼吸こきゅうが苦くるしそうでない。
ケンケンした咳せきやオットセイの鳴なき声ごえのような咳せきを時々ときどきしている。

次つぎのような症状しょうじょうになったら、平日へいじつ日び中ちゅうであれば受診じゅしんしましょう。夜間やかん・休日きゅうじつの場合ばあいは電話でんわで相談そうだんしてください。夜間やかんでも受診じゅしんが必要ひつような場合ばあいと、翌日よくじつの日中にっちゅうの受診じゅしんでよい場合ばあいがあります。

息いきを吸すうときにヒューヒュー聞きこえ、苦くるしそうにしている。
ケンケンした咳せきやオットセイの鳴なき声ごえのような咳せきをして、声こえがかすれてほとんど聞きこえない。
呼吸こきゅう困難こんなんのために、横よこになれない、苦くるしくて動うごけない。
（ピーナッツやおもちゃなどを口くちの中なかに入いれていて）突然とつぜん激はげしくむせ込こみ、それが続つづくとき。
（救急きゅうきゅう車しゃで来院らいいんした方ほうが良よい場合ばあいもあります。）

こんな時じは救急きゅうきゅう車しゃを呼よびましょう

顔色かおいろや唇くちびるの色いろが青あお紫むらさきのとき（チアノーゼ）
極端きょくたんに呼吸こきゅうの回数かいすうが少すくないとき（→※）
呼吸こきゅうが苦くるしそうで、肩かたを上下じょうげさせる呼吸こきゅうをしているとき
肋骨あばらぼねの上うわや間かんが呼吸こきゅうに合あわせてペコペコへこむとき

※※正常せいじょう回数かいすう（1分間ふんかん）

新生児しんせいじ：40～50回かい
乳児にゅうじ　：30～40回かい
幼児ようじ　：20～30回かい

咳せき・ヒューヒュー・ゼイゼイしているときの自宅じたくでの対処たいしょ法ほう

部屋へやの乾燥かんそうを避さけましょう

乾燥かんそうは咳せきを誘発ゆうはつさせることがあります。洗濯せんたく物ぶつを干ほしたり、加湿かしつ器きを使つかうなどしたりして、湿度しつどを保たもちましょう。（目安めやすは室温しつおん20℃前後ぜんこう、湿度しつど60%）枕元まくらもとにぬれタオルを置おくことも有効ゆうこうです。熱ねつがなく、元気げんきがあるときはお風呂ふろに入はいることも良よいでしょう。

部屋へやの空気くうきを清潔せいけつに保たもちましょう

時々ときどき、部屋へやの換気かんきを行おこないましょう。また、布団ふとん・枕まくらなどの寝具しんぐも清潔せいけつに保たもちましょう。

少すこしずつ水分すいぶんをとりましょう

咳せき込こみが続つづいているときは、少すこしずつ水分すいぶんをとりましょう。咳せきに続つづいて嘔吐おうとしてしまうことも珍めずらしくありません。嘔吐おうとしたものが気管きかんに入はいらないように、横よこになっているときは顔かおや体からだを横よこに向むけてあげましょう。

タバコの煙けむりは咳せきを誘発ゆうはつさせます

タバコの煙けむりは気管きかんを荒あらします。日常にちじょう的てきにタバコの煙けむりにさらされていると、気道きどうが過敏かびんになり、咳せきが起おきやすくなります。室内しつないのタバコは避さけましょう。

※気管支きかんし喘息ぜんそくなどの診断しんだんがついているときは、医師いしの指示しじに従したがってください。

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