【報告】仙台市社会福祉協議会向け「やさしい日本語」講座を実施しました
今回は、仙台市社会福祉協議会の職員の皆様向けの研修会として「やさしい日本語」講座を実施しました。
仙台市社会福祉協議会は、令和2年~令和4年の間、新型コロナ特例貸付制度の受付を行っており、この制度へ申し込む人の中には外国人住民もいました。SenTIAも連携し、言語面の支援などをおこなってきました。
現在は、外国人人口が増加する中で、生活困窮、日本語学習、子育て、仕事、介護など様々な課題を抱える外国人住民がいます。また、外国人住民との共生について考えている地域の方も増えています。
SenTIAだけでは発見しにくいことや、完結できないような事例も出てきているため、様々な機関との連携が大切です。
そこで、SenTIAは、日頃から地域の困りごとを細かに掬い上げている仙台市社会福祉協議会との連携を深めています。
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『外国人住民との「やさしい日本語」でのコミュニケーション』
日時:2025年10月31日(金)15:00~17:00
会場:EARTH BLUE 仙台勾当台ビル
※文部科学省「令和7年度 地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業」を活用し、(公財)仙台観光国際協会が仙台市からの委託事業として実施
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参加してくださったのは、日頃から地域の方からの相談を受けているコミュニティソーシャルワーカー(CSW)や、地域活動を支援している地域福祉課職員の皆様です。

研修では、まず始めに仙台市の外国人住民の状況について紹介。
仙台市には令和7年4月末時点で、17,729名の外国人が住んでおり、現在も過去最多を更新し続けています。(最新の住民数は「仙台市 住民基本台帳人口」でご覧いただけます。)
外国人住民の皆さんがどのような国・地域から来ていて、どのような暮らしをしているかについても触れました。

そして、今回は日本での生活が長く、周りの外国人からも相談を受けているような外国人住民の方も参加。外国人がどのようなことに困るのか、どのような相談が多いのかについても共有していただきました。
一例として、下記のような体験や相談があったそうです。
「病院予約の仕方や、夜間具合悪くなった時にどうしたら良いか分からない」
「家探しの際に、外国人であることを理由に断られたり、保証人がおらず困った」
「災害の時にどのような行動を取ったら良いのか分からなかった」
「学校の面談や銀行口座の開設での難しい日本語に困った」
外国人の皆さんが生活する中で、様々な壁と出会うことがありますが、そんな時に私たちがサポートをしたり、コミュニケーションを取る際の手助けとなるのが「やさしい日本語」です。
「やさしい日本語」とは「難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語」です。
1995年の阪神淡路大震災の際に、緊急速報や避難指示を理解できずに多くの外国人が被災したことを受け、迅速に情報伝達するための手段・取り組みとして始まりました。
本講座では、実際に外国人住民の方を交えたグループワークを行い、「①防災訓練に誘う」、「②ごみのルールについて伝える」という2つの場面を想定し、「やさしい日本語」でコミュニケーションを取る練習をしました。


丁寧に伝えようとすると尊敬語や謙譲語、難しい表現が加わってしまい、伝え方の難しさを感じている方もいらっしゃったようです。
しかし、一文を短く、ゆっくり、はっきりを意識しながら、漢語などを簡単な日本語に言い換えたり、図や表など言葉以外のツールも活用しながら上手に伝えられていました!

SenTIAでは、関係機関や地域の皆様からのご依頼を受けて「やさしい日本語」講座を実施しています。研修や講座の開催を希望される方は、ぜひご相談ください!
〇お問い合わせ先
SenTIA国際化事業部
電話:022-268-6260
メール:kokusaika*sentia-sendai.jp
(「*」を「@」にしてお送りください)
