ブログ国際化事業部からのお知らせ

【報告】「防災探宝 Disaster Risk Reduction Treasure Hunt 2025」を開催しました

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こんにちは。国際化事業部 防災担当のOです。
2025年6月14日に、謎解きをしながら地域を散策し、楽しく防災について学ぶ「防災探宝 Disaster Risk Reduction Treasure Hunt」を開催しました。
当日は20名近い外国人住民が参加し、青葉区片平地区で宝探しにチャレンジしました。当日の様子をレポートします!
このイベントは、東北大学災害科学国際研究所(災害研 IRIDeS)、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン推進センター(DEI)との共催で実施され、開催は今年で2回目です。
参加者はクイズを解いて町中に隠された宝箱を見つけ、ゴール地点を目指します。宝箱は、地域の指定避難所(小学校)や補助避難所(市民センター)、地区避難施設(がんばる避難施設)などに設置され、各地点で災害への備えについて学びました。

 1.宮城県の過去の災害と、自分でできる防災について

はじめに、災害研のゲルスタ・ユリア先生とSenTIAによる防災ワークショップを行いました。
ユリア先生からは、宮城県でこれまでに起こった災害と、東日本大震災時の自身の経験、各自ができる備えなどについて講義をいただきました。続いてSenTIAからは、災害多言語支援センターなどについて紹介しました。
災害多言語支援センターとSenTIAの防災の取り組みについては、このページの下のリンクをご覧ください。

 2.防災宝探しワークショップ

そして、いよいよ宝探し開始です。
スタート地点は東北大学片平キャンパスのエスパス。災害研のマリ・エリザベス先生からのオリエンテーションの後、片平地区の地図と最初の謎解きシートをもらって出発します。

参加者はチームに分かれて、謎解きに挑戦。
地図の中から、謎解きの答えに合う場所を探して、宝箱のある場所を目指します。
宝箱を発見!中には次の宝箱の場所のヒントとなる謎が入っています。
ポイントの一つで補助避難所になっている片平市民センターでは、災害研の佐藤健先生に、倉庫内の防災備品の解説をしていただきました。
配備されている発電機も、実際に動かしてみました。
「がんばる避難施設」にもなっている東北大学の学生寮「ユニバーシティ・ハウス片平」でゴール!
ゴール後はグループごとに、防災リュックの中身について学ぶ、プチワークショップも行われました。

 3.おわりに

雨の中の実施でしたが、参加者からは、「実際に街の中を歩きながら防災を学べてとても良かった」「自分の地域の防災についても知りたいと思った」「すぐに防災リュックを準備しようと思う」などの感想がありました。
報告は以上です。参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 4.ちなみに

今回のワークショップに参加いただいた、「くらしともしもの研究所」の方にも、当日の様子をご紹介いただいています。こちらもぜひご覧ください。
■「宝探しゲーム」が「もしも」の備えにー防災探宝参加レポート(くらしともしもの研究所)

SenTIAでは、外国人住民への防災啓発や、関係機関と連携して災害時の外国人支援体制の整備に取り組んでいます。
「多文化防災」の取り組みについては、下記のページをご覧ください。
(SenTIAウェブサイト)多文化防災 災害に備える
また仙台市は、大規模災害時に「仙台市災害多言語支援センター」を設置します。
センターはSenTIAが運営し、外国人被災者に必要な情報を外国語でお知らせし、外国語での相談に対応します。
「仙台市災害多言語支援センター」については、下記のページをご覧ください。
(SenTIAウェブサイト)仙台市災害多言語支援センター