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【レポート】「日本語を母語としない小中学生のための夏休み教室」を開催しました


2022年8月3日(水)と4日(木)の2日間、「日本語を母語としない小・中学生のための夏休み教室」を開催しました。

SenTIAでは毎年、外国ルーツの子どもたちを対象とした夏休み教室を開催してきました。
2020年度・2021年度は、オンラインでの開催でしたが、今年度は感染症対策を行ったうえで仙台多文化共生センターで対面開催しました。

参加した子どもたちは、5歳から中学3年生まで、計18名。
それぞれのルーツも11か国とさまざまで、初夏に開催したオンライン教室に参加した子どもたちもいました。
1日目は人見知りをしていた子もいましたが、ジェスチャーゲームや工作などの活動をしているうちに次第に笑顔が増え、2日目は多くの子どもが生き生きと活動していました。アンケートには「楽しかった」「この教室が毎日あればいいのに」という感想が寄せられました。

今回、東北大学と宮城教育大学の学生がボランティアとして参加してくれました。
コロナ禍の影響で対面支援の経験が減っていた大学生にとっては、今回の教室が非常に貴重な経験になったということです。
SenTIAオンライン教室で一緒に勉強していた子どもとの初めての対面となった学生もいて、お互いにとても喜んでいる姿もありました。

参加した保護者も「外国につながる子どもの保護者」同士のコミュニケーションができ、喜んでいました。学習支援情報などのガイドブックやチラシを持ち帰った保護者もいて、「今まで、子どもへの教育の情報をどう得たらいいか分からなかった」という声もありました。
今後も、情報を必要としている人たちにどのように情報を届けるか、検討を続けていきたいと思います。

SenTIAでは、外国ルーツの子どもやその保護者、学校現場をサポートするため、各種プログラムを用意しています。
詳しくは、下記ページをご覧ください。
> SenTIA外国につながる子どもサポートせんだい相談デスク