ブログ国際化事業部からのお知らせ

【レポート】「SenTIA日本語ボランティア研修会」を開催しました

2020年9月21日(月・祝)に、「SenTIA日本語ボランティア研修会」を開催しました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、仙台市内では多くの日本語教室が6月初めまで活動を休止し、同様に日本語ボランティアの学習支援も、対面での活動が難しくなりました。

学習者の方からは「コロナが心配なのでオンラインで日本語を学習したい」、ボランティアの方からも「学習支援をしたいが、自分や家族の健康が心配」という声が多く聞かれました。実際に学習者とのレッスンをオンラインに切り替えたボランティアの方もいましたが、一方で、「オンラインツールの使い方が分からない」、「対面と違ってオンラインでのレッスンの進め方が分からない」、「オンラインだとおしゃべりだけで終わってしまい、効果があるのか分からない」といった戸惑いの声も聞かれました。

そこで、今年度の日本語ボランティア研修会は、「日本語ボランティアのためのオンラインレッスンの効果的な教え方」と題して、コロナ前から学びのオンライン化を進めて来られた株式会社インカレックスのAYA先生を講師にお招きして開催することとなりました。

前半では、ZOOMのインストールとサインインの仕方やホスト(主催者)のなり方など、様々な機能の使い方を具体的に教えていただきました。

後半は、オンラインで使える教材や対面との違い、オンライン授業の効果的な進め方、ZOOMの便利な各機能を使っての実際の授業例を教えていただきました。学習者とボランティアがそれぞれパソコン、スマートフォンを使った場合の画面の見え方も実際に見せていただき、実践に活かせる学びがたくさんありました。

参加者の皆様からは、「オンラインの特徴が良く分かった」、「具体的な活動例や留意点を教えてもらい勉強になった」、「オンラインの利点を活かし、対面レッスンをそのまま持ち込まず、効率よく学習するポイントを学べた」、「対面レッスンでも参考になることがたくさんあった」との感想をいただきました。大変盛りだくさんの内容でしたが、あっという間の3時間でした。

今回の学びを通じ、初めての方は、まずはオンラインレッスンにチャレンジしていただき、実践中の方は、より効果的な学習支援に結びつけていただければ幸いです。
SenTIAでは、外国人市民の日本語学習支援のための様々な取り組みを行っています。詳しくは、下記ページをご覧ください。
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