2歳
こどもの食事(2歳~3歳編)
食事の基本は、からだを動かしておなかがすいた状態で食事を迎えること、そして大人も一緒に食卓を囲み、楽しい雰囲気で食べることが大切です。
楽しく食べるには…
味覚が発達し、微妙な味の違いがわかり、好みがでてきたり、意思表示がはっきりできるようになると、急に「たべない!」と言いますが、子どもの好き嫌いは一過性のものです。
- 無理強いしないようにしましょう
- 大人がおいしそうに食べてみましょう
- いつもと違う盛り付け、雰囲気で、楽しく食べましょう
- 少量ずつよそって、食べられた満足感を持たせましょう
- 子どもの心に魔法の言葉をかけて意欲を引きだしましょう
- 簡単な調理(洗う、ちぎる等)を手伝うのもよい経験になります。
おやつが多くなっていませんか?
食事をとらないからといって、次の食事まで待てずにおやつを食べていませんか?
子どもがおやつを欲しがって困るという悩みが出てくるのもこの頃です。
- 時間を決めてあげましょう
- 冷蔵庫にジュースやアイスの買い置きはしないようにしましょう
- おやつのある場所の管理は大人がしましょう
- 牛乳、果物、イオン飲料の取りすぎには気をつけましょう
かむことが下手な子にはこんな配慮を…
よくかまずに食べ物を流し込んだり、食べるのがとても早かったり、肉類や魚類をモサモサと口の中にためこんでいませんか?
そんな時には…
- 口の中に入れる量を少量にして、食べきってから次に入れるように声をかけましょう
- 汁物も一緒にとりましょう
- テーブルの上に水を置いて流し込む習慣をつけないようにしましょう
- こどもが一人だけで食事をすることがないよう、大人も一緒にお手本を見せてあげながら、食事を しましょう
スプーン・フォークをしっかり持ちましょう
子どもは指づかいの発達を経て、スプーン・フォークが正しくもてるようになっていきます。
(1)手のひらをグーにして握り、すくい上げたり、突き刺してつかう | |
(2)手のひらをグーにして下から握ってつかう | |
(3)手親指、中指、人さし指の3本で握れるようになる | |
(4)手親指と人さし指で持って中指のわきで支える正しい指づかいができる |
(4)の手の持ち方ができるようになると、箸へスムーズに移行することができます